旬の人気者が集結!! 『オールナイトニッポン0（ZERO）』パーソナリティ発表記者会見レポ

3月9日、株式会社ニッポン放送にて人気のラジオ番組『オールナイトニッポン0（ZERO）』パーソナリティ発表記者会見が行われました。

MixChannelでは、2019年4月からニッポン放送の看板ラジオ番組『オールナイトニッポン』の“2部”と呼ばれる『オールナイトニッポン0（ZERO）』の映像ライブ配信を行っていて、普段は見ることのできないラジオ放送中の様子やMixChannel限定のアフタートークが見られるということで人気を博しています。

今回開かれた『オールナイトニッポン0（ZERO）』パーソナリティ発表記者会見では、2020年4月からの新パーソナリティに加えて、昨年度から継続となるパーソナリティが登壇。それぞれの番組にかける意気込みなどを語っていました。MixChannelでも生配信されたこの会見の模様をご紹介します！

本記者会見の司会を務めるのは、ニッポン放送アナウンサーの吉田尚記さん。『オールナイトニッポン』プロデューサー・冨山雄一さんの挨拶終了後、早速2020年度『オールナイトニッポン0（ZERO）』のパーソナリティが登場です。

月曜の新パーソナリティの座を射止めたのは、歯に衣着せぬ発言やそのキャラクターでバラエティ番組から引っ張りだこのタレント・ファーストサマーウイカさん！　2019年11月に『オールナイトニッポン0（ZERO）』を一度経験しており、その放送の反響も大きかったため、今回の抜擢となったそうです。

火曜日のパーソナリティを務めるのは、3年目となるHIPHOPユニットのCreepy Nuts。2月には番組初のイベント『「THE LIVE 2020」～改編突破行くぜ HIP HOPPER～』を中野サンプラザで開催し、ライブビューイングと合わせて1万2000人以上を動員するほどの人気を誇っています。

水曜日を担当するのは、テレビ東京プロデューサーの佐久間宣行さん。ニッポン放送でテレビ東京のプロデューサーがパーソナリティを務める、という異例の座組が話題を呼び、昨年10月に下北沢・本多劇場で行われた『佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)　リスナー感謝祭2019～sailing day～』は1万枚以上の応募が殺到するなど、こちらも人気番組となっています。

この4月より新しく木曜パーソナリティに就任したのは、YouTuberの水溜りボンド。若年層を中心とした高い人気で、YouTubeのチャンネル登録者数は424万人以上（2020年3月現在）。2019年7月、2020年1月と『オールナイトニッポン0（ZERO）』を担当し、満を持しての起用となりました。YouTuberが『オールナイトニッポン』のレギュラーパーソナリティに就任するのは、54年の歴史で初めてとのことです。

そして、金曜パーソナリティは昨年度から継続してのお笑いコンビ・霜降り明星。粗品さんと、今回の記者会見には仕事の都合で来られずパネルでの登場となったせいやさんの二人組で、お笑い第7世代の筆頭、今や説明不要の売れっ子芸人です。

まず最初に、パーソナリティ全員がそれぞれ簡単な挨拶と番組のPRや意気込みを述べます。

紅一点となるファーストサマーウイカさんは「かなりいろんなことを経験してきたので、言っちゃダメなこととかもわかってるつもりなんですけど……『オールナイトニッポン』はそういうのが比較的優しいという風に聞いたので、自分らしい番組を持てたらいいなと思っています」と、深夜ラジオならではの攻めた内容になることを匂わせます。

3年目に突入し、ますます勢いを増すCreepy Nutsは「僕らラッパーとDJなので、ヒップホップと深夜ラジオという一見一番遠いようなところを近づけられるようになってきたのかなって」とR-指定さんが言うと、DJ 松永さんも「自分たちのワンマンで『初めてヒップホップライブに来ました』って人とか、俺らが紹介したアーティストを聞いてヒップホップを聞き始めた人も若干増えてきたので、今後もそういうのを増やしていけたらいいなって思います」と、番組の手応えを実感している様子。

さらに「本業を頑張るのがすごい重要なのかなって」（DJ 松永）、「ちゃんとみなさんが知ってるようなヒット曲を生み出せるように頑張ろうと思います」（R-指定）ということで、ミュージシャンとパーソナリティという二足のわらじに一段と気を引き締めているようでした。

佐久間さんは“今日衝撃だったこと”として、記者会見場に入っていた取材陣のムービーカメラを指して「去年は（自身の職場である）テレビ東京も来てたんですけど、今年はテレビ東京来てないんですよ。そんなことあります!? ラジオを頑張れば頑張るほど、会社のポジションが危うくなるというシステム……。僕も一番重要な本業を頑張ります！」と話し、会場を笑わせていました。

YouTuber初の『オールナイトニッポン』レギュラーパーソナリティとなった水溜りボンドのカンタさんは、以前の特番に触れて「視聴者のレスポンスもすごくて、Twitterのトレンドに載ったりとか、いろいろなことを経験させていただきました。僕らずっと『オールナイトニッポン』を聞いていたので、本当に夢みたいな状況なんですけど、一生懸命やるのでどうぞよろしくお願い致します！」と感慨深そうに語ります。

トミーさんはCreepy Nutsのファンということで、Creepy Nutsが出演する人気番組『フリースタイルダンジョン』にも観覧へ行ったことがあると明かし、自身を“ヘッズ”（ヒップホップファンのこと）と紹介。すると、霜降り明星・粗品さんが執拗に“ヘッズ”に引っかかるといった茶々を入れ、早速パーソナリティ同士の絡みを展開。会見場は和気あいあいとした雰囲気に包まれます。

そんな粗品さんは、2年目を迎える喜びと共にせいやさんの等身大パネルについて言及。サイズが本物より少し大きくて、改めて相方をマジマジと見ると短パンを履いてるくせにスネ毛が濃い、といった感想を漏らすなど、芸人節を効かせていました。

続けて、吉田アナウンサーは全パーソナリティに“自分の番組で、ここだけはほかの番組に負けないというポイント”を質問します。

ただ一人の女性パーソナリティであるファーストサマーウイカさんは、「品のない話をすることが多い」としながらも、19年11月の放送の際には、リスナーとの間で奇跡的な出来事がたくさん起こったため、またそういった奇跡が起きるようにやれたら、と返答。さらに、「何かとネットニュースになるような内容を発信していきたい」と、新番組への期待を煽ります。

“負けないポイント”について、Creepy Nutsは「ヒップホップに詳しい」と断言。また、佐久間さんはこれまでに劇団ひとりさんやオードリー・若林さんほか、特別帯番組では秋元康さんらに出演してもらったという“なりふり構わないブッキング力”を挙げます。ほかにも、自身がサラリーマンであるため、「ニッポン放送の力関係がわかってくるので、偉い人に媚びることができる（笑）」（佐久間さん）と話し、ほかのパーソナリティから羨ましがられていました。

水溜りボンドの2人は、自らの強みを“YouTubeで培ってきた視聴者との身近さ、距離感”と説明。

「僕らは視聴者やリスナーの代表としてやっている感じです。（自分たちのチャンネル登録者である）420万人でラジオに出るわけにはいかないので、『学級委員長の2人が出ます』という感覚で出ています。その距離感はずっと大切にしたいです」（トミーさん）と話します。

ほかにも、YouTubeやSNSと番組を連動させたドッキリ企画などにも意欲を見せるなど、YouTuberならではの展開を予感させてくれました。

そして、霜降り明星・粗品さんは、“負けないポイント”としてラジオ収録が終わってからの“帰るスピードがとんでもなく早い”ことをアピール。4時58分頃に番組が終わり、MixChannelで配信する3分ほどのアフタートークの動画収録を終えた1分後には粗品さん、せいやさん共にタクシーに乗っているとのことです。

さらに、放送時間が3〜5時と深夜なこともあって眠すぎるそうで、「ホンマは僕ら、もっと面白いんですよ！ 2年目はコツをつかんで、全力で面白さを出せるように頑張りたいです!!」と主張し、来年度への気合いを入れ直していました。

その後、記者からの質疑応答が開始。「本当にラジオリスナーは面白い」と話す佐久間さんにかぶせて、粗品さんが「面白くないリスナーもいて……。2年目は我々もより兜の緒を締めて頑張りますし、リスナーの方にも頑張っていただきたいと思います」とボケを挟んでの所信を表明する一幕あり。

“水溜りボンド”と“霜降り明星”で、「それぞれが単語を持ち寄ってくっつける」というコンビ名の付け方が一緒だけど、そのエピソードに面白みがないという話で盛り上がる場面あり。

ファーストサマーウイカさんと水溜りボンドのカンタさんが共に“リトルトゥース”（『オードリーのオールナイトニッポン』のリスナーのこと）であったり、カンタさんはかつてハガキ職人であったことを告白するなど、『オールナイトニッポン0（ZERO）』パーソナリティ発表記者会見は終始盛り上がりを見せて、幕を閉じたのでした。

現在、MixChannelでは新パーソナリティとなるファーストサマーウイカさんと水溜りボンドのお二人からのスペシャルメッセージも順次公開中です。