MixChannelで毎週、映像ライブ配信を行っているニッポン放送の人気ラジオ番組『オールナイトニッポン0(ZERO)』(以下、ANN0)。
この番組は月曜:ファーストサマーウイカ、火曜:CreepyNuts、水曜:佐久間宣行、木曜:水溜りボンド、金曜:霜降り明星と、錚々たるレギュラー陣で人気を博しています。
土曜は週替りパーソナリティとなっていて、3月21日(土)の『ANN0』では、「MixChannel」とのコラボ企画番組『ANN0〜MixChannel SP〜』が放送されました。
2019年6月から始まった『ANN0〜MixChannel SP〜』は、『ANN0~NEXT IDOL GRANDPRIX SP~』を含めて、今回でなんと5回目!
これまでの放送では人気ライバーをはじめ、「NEXT IDOL GRANDPRIX」出演のアイドル、次世代のインフルエンサー創出を目的に開催されたモデルコンテスト「MODECON」のグランプリ受賞者らを迎えて、番組を放送してきました。
今回は2019年度末ということで、MixChannelで活躍したライバーとして、南浦芽依(みーちゆ)さん(mixch)、kyoyaさん(mixch)、古城紋(こしろ・あや)さん(mixch)の3人が出演。「2019年のMixChannelを総括」というテーマを掲げた2時間となっています。
番組MCを務めるのは、これまでの放送に引き続きお笑いコンビ・ラブレターズ。現在は、MixChannelの広報番組『ミクチャ広報部』でもMCを担当しており、本人たちによればMixChannelとは“ズブズブ”だそう。
番組放送開始しょっぱなから、2人はこの『ANN0〜MixChannel SP〜』のことを「“謎”ANN0」とイジり倒します。いわく、これまでは謎の大学生や謎のホスト、謎のアイドルグループが出演してきた“セオリー無視で脳みそがとろけるような面白さ”のある番組とのこと。
また、『ミクチャ広報部』についても、「お笑い好きのアンテナには引っかからないし、ミクチャ好きも求めていないから大抵の人が見ない……逆に言うと、深夜ラジオリスナーがドハマリするような“沼”」だと、番組を聞いているリスナーへのアピールも欠かしません。
今回の『ANN0〜MixChannel SP〜』は、ライバー3人それぞれがメインのパーソナリティとしてトークテーマ「ANNでみんなに聞いてほしい話」を掲げ、15分間の放送を行ってもらうという趣向。また、リスナーからのメールテーマとして「卒業したいこと」が募集されました。
“自分ルール”をめぐって、みーちゆとラブレターズが対立!?
ANNでお馴染みの「ビタースイートサンバ」が流れる中、トップバッターのパーソナリティを務めるのは“ミクチャの女王”こと南浦芽依(みーちゆ)みーちゆさん。『霜降り明星のANN0』のリスナーだという彼女の「みんなに聞いてほしい話」は、「私の“自分ルール”は変わっているのでしょうか?」。
みーちゆさんは潔癖症気味らしく、入浴後体が乾く前に外気に当たってしまったらお風呂に入り直したり、学生時代は使ったシャーペンの先端を拭いてから筆箱に入れるなど、かなり厳しい“自分ルール”があるとのこと。
自身も潔癖症というラブレターズの溜口佑太朗さんも共感するなど、このまま番組は和やかな雰囲気で進行していくかと思われました……。

しかし、トークが後半に入ってきたところで一転、溜口さんが“自分ルール”は「友達をバカにしたやつは許さない」と力強く宣言すると、ラブレターズ・塚本直毅さんも自分ルールは「強く生きる」だと言い始めます。これを受けて、みーちゆさんは「(自分たちだけ格好良い“自分ルール”を言い始めて)ずるいずるい!」と猛抗議。
その後もほんわかとしたトークを展開するみーちゆさんに対して、隙あらば“自分ルール”を引き合いに自分たちを格好良く見せようとするラブレターズの2人。みーちゆさんからは思わず「(この放送は)私を陥れる回なんですか?」と恨み節も飛び出しました。
『スマブラ』でマウント合戦!? カオスなトークで盛り上がる
続いてのメインパーソナリティは、メンズダンスボーカルグループとしてのデビューに向けて修行中だというkyoyaさん。kyoyaさんの「みんなに聞いて欲しい話」は、「意味もないのにバスに乗って、何もせずに帰ってくるのが好き」というもの。
ほかにも、1時間スマホを見ながらシャワーを浴びるなど、自身の変わっているところを挙げていくkyoyaさんに対して、ラブレターズの2人はのっけから挑発的に絡んでいき、場を盛り上げます。

また、kyoyaさんが冒頭「過去『スマブラ』(ゲーム『大乱闘スマッシュブラザーズ』)で全国14位まで登り詰めた男」と自己紹介したことで、メールで「俺のほうが強い」と喧嘩を売ってくるリスナーが続出。『スマブラ』に引っ掛けたネタ投稿が寄せられ、深夜ラジオ感あふれるカオスなトークが繰り広げられました。
こうして前半戦が終了したところで、“キング・オブ・オールナイトニッポン”の異名を持つ(?)塚本さんから2人へのアドバイスが。
みーちゆさんには「ルールでガチガチになっているので、(「芸術は爆発だ!」で有名な美術家の故・)岡本太郎を呼んで開きましょう」、kyoyaさんには「もうちょっとルールとかを持ちましょう」との助言がありましたが、kyoyaさんは「イヤです」と即座に拒否して笑いを誘っていました。
ガチな水泳トークにリスナーも驚嘆!
最後のメインパーソリティは、シンガーソングライターの古城 紋さん。MixChannelのイベントを勝ち抜き、2年連続で「マイナビ 東京ガールズコレクション」ステージのオープニングアクトを務めるなど、人気のライバーです。
13年間水泳に打ち込んでいたという古城さんは、本気でオリンピックを目指していたとのことで、かつてはオリンピック選考を兼ねる大会「ジャパンオープン」に出場したり、グアムでの強化合宿に参加したりと、正真正銘のアスリートだったそう。
選手時代の思い出として、2016年リオデジャネイロオリンピックの800mリレーに出場した青木智美選手との交流があったり、4回のオリンピックで日本代表となった松田丈志選手とのエピソードも持っていて、次々と飛び出す水泳界のビッグネームにスタジオは色めき立ちます。
この貴重な水泳トークに、リスナーからは「足かけ1年、この特番(『ANN0〜MixChannel SP〜』)が始まって以来、初めて実りあるトークが聞けて感動しています!」といったメールが届くなど、大反響。

また「ANN0でみんなに聞いて欲しい話」では、「一人でどこにでも行っちゃう」として京都や台湾にまで一人で旅行や仕事で行った経験談を話し、メールテーマ「卒業したいこと」に寄せられた「流行りものを素直にスゴいと言えない」というリスナーの悩みには丁寧なトークでこたえていました。
この巧みなラジオパーソナリティっぷりに、“キング・オブ・オールナイトニッポン”塚本さんも「声も聞きやすいし、喋りも落ち着いていて素晴らしかった!」と太鼓判。さらに、「水泳のバックボーンもあるので、今後は(バドミントン選手からニュースキャスターになった)陣内貴美子さんの位置を目指しましょう」という助言も授けられていました。
1日13時間配信!? 人気ライバーのここがスゴい!
こうしてそれぞれがメインパーソナリティを務め終えた後は、3人をより深堀りするため、MixChannel運営から大西啓吾が登場。まずは2019年のMixChannelについて、ANN0の映像生中継を始めたことや「MODECON」といったミスコン系のイベントの増加といった“新しいことへのチャレンジの年”だったと総括します。
また、人気ライバーとして活躍を続ける3人とも交流のある大西は、改めて3人のキャラクターを紹介。みーちゆさんはライブ配信時間がとてつもなく長く、本人いわく一時期は1日13時間も配信をしていたそう。kyoyaさんもこのラジオでのキャラクター通り、周りを巻き込んで場を盛り上げてくれると評していました。

番組も終盤に差しかかり、続いてはライバー3人の告知タイムに。
みーちゆさんは、昨年MixChannelでのイベントを勝ち抜きメインキャストを演じているホラーオムニバスドラマ『ぞくり。 怪談夜話 投稿実話物語 恨』を、kyoyaさんは自身が出演している恋愛リアリティ・ショー『LOVE or DREAM』を紹介。
また、古城さんは発売されたばかりのベスト・アルバム『BEST ALBUM 2020』を告知するとともに、2020年下半期には6ヶ月連続でのシングルリリースを発表。さらに、2021年1月にはホールでのワンマンも決定と、それぞれが自身の活動をアピールしていました。
こうして2時間があっという間に過ぎていき、楽しかった放送もエンディングへ。今回の感想を聞かれた古城さんは、普段あまりラジオを聞かないながらも「リスナーさんがいて、実際にコメントを読んだり掛け合いをしたりして、配信とすごく似ていてラジオに興味が湧きました」とまとめました。

今後も『ANN0〜MixChannel SP〜』は定期的に放送を予定しています。ラジオに馴染みのない方も、ぜひ『ANN0』を聞いてみてはいかがでしょうか? MixChannelでも映像生配信を行っているので、素敵なラジオライフをお楽しみください!!
『オールナイトニッポン0(zero)』土曜日 公式サイト
https://www.allnightnippon.com/zero-sat/