幻.no 水神結真「セルフでも"できなかったこと"がない」配信で伝えるアイドル魂

渋谷からJR山手線に乗ると、必ず目にするといっても過言ではないのが巨大なホーム広告です。
今回、MixChannel配信者としてその巨大看板に登場したのは、アイドルグループ幻.no（マボテン）の水神結真さん。

彼女が所属する幻.noは、楽曲の作詞作曲からステージの運営まで全て自分たちで行う、いわばDIYアイドル。
配信で伝えたい彼女たちの想いについて聞いてみました。

“オタク”と掴んだ悲願の受賞

ーーー今回のコンテストへかけた想いを教えてください。

水神：ちょうど今回のコンテストの頃、グループの名前を変更して再ライブデビューをしたんです。
このタイミングで広告とかTVとか、大きい仕事をして、自分の名前だけでなくて、グループの名前も売りたいという理由で応募しました。

以前参加した地上波TV出演をかけたコンテストは、残念ながら受賞が叶わなくて…。
私も「今回こそは！」って思っていたし、オタクも「前回勝たせてあげられなかった分、勝たせてあげたい！」という強い気持ちで挑んでくれました。

ーーーオタク！？ファンの方たちのことでしょうか？
水神：はい（笑）。愛をこめてそう呼んでいます。

でもオタクにこれだけは言いたいんです、「理想を押し付けてこないで」と。
私はオタクが大好きなので、オタクの理想の姿に近づきたいとも思いますが、そうすると自分じゃなくなっちゃうんです。いい意味でも悪い意味でも「アイドルらしい」私ではなく、ありのままを好きになってほしくて。
夢は夢なんで。現実と混同させないで欲しいですね（笑）。

ーーー受賞が決まった瞬間はファンのみなさんと喜び合って…？
水神：コンテストの終了時間が、なんとライブ開始時間とかぶってたんです。しかも会場は地下2階。
電波も入らず状況がわからないままだったのですが、オタクが受賞を報告してくれて、思わず泣いてしまいました…！

Twitterより

ーーー渋谷の巨大広告に掲載されて、反響はいかがでしたか？
水神：まず自分がびっくりしました（笑）。渋谷駅をよく使うし、目の前にデカデカと掲載していただけてとても嬉しかったです。
むかし学校が一緒だった子や、行きつけの美容院の方にも「アイドルしてたんだ！」と驚かれました（笑）。影響力の大きさを感じましたね。

アイドルとしてのド根性

ーーー水神さんがアイドルになったきっかけを教えてください。

水神：元々ダンススクールに通っていて、そこでのレッスン終了後にスカウトしていただいたのがきっかけです。
当時はアイドルになりたかったわけでもないのですが、「マボロシ可憐GeNE」（幻.noの前身グループ）だけは大好きで！ちょうど新メンバーを募集していたので、興味を持ちました。実際に会ったゆみのさん、蒼奈さんを見て「この先輩たちとなら頑張れる」と感じたのも加入を決意した理由です。

実はアイドルになるのはちょっと抵抗があって…今もなんですけど（笑）。むしろプロデューサー志望なんです。

ーーー幻.noでもプロデュース業に携わっているとか？
水神：そうなんです。4人いるメンバー全員で担当を決めて、自分たちで運営をしています。
私は作詞、作曲、ディレクションなど音楽・振付のすべてを。他には、経理担当がいたり、デザイン担当がいたり…。

ーーーライブもですか？
水神：もちろんです。1,000人規模のライブなら自分たちでできるって、渋谷O-EASTライブで実証もされています。ブッキングから打ち合わせ、音響、演出も全部ですね。

ーーーさすがにキツそうですが…。
水神：これまでのすべてを自分たちで何とかやってこれてるので、どうせなら限界ギリギリ、自分たちじゃできなくなるとこまでやっていきたい！と思っていますね。
今のところ運営さんがいなくても、“できなかったこと”がまだないんです（笑）。

Twitterより