Liver Interview

TOPライバーkazuma「ファンは家族のような存在」

Girls Award決勝1位、関西コレクション1位、大塚駅前大型看板コンテスト1位獲得をはじめ、多彩なコンテストを制覇してきたGOD💋kazuma.かず卍(以下、kazuma)。上位入賞者の常連だけあって応援しているファン数も日に日に増えているkazumaさんに、TOPライバーとしての心意気や目指す先をお伺いしました。

 

―――まずは、Girls Awardのコンテストで1位獲得おめでとうございます。またひとつグランプリ獲得が増えましたね!

ありがとうございます。
ミクチャではこれまでにもたくさんのコンテストで賞をいただいてきましたが、ライバーだけが得するコンテストへの参加はしないと決めているんです。具体的にいうと、賞品や賞金をもらえるコンテストですね。それって応援してくれているファンの子たちにとってなんのメリットもないと思うんです。
モデルをさせていただく権利やステージに立つ権利が与えられるものなど、ファンを裏切らず、ファンに喜んでもらえるようなコンテストを選ぶように心がけています。
自分が得することしか考えていない人は、後々絶対ファンから手を切られると思うので。

―――なによりもファンを大切にしているんですね!ミクチャでもかなりのファンがいますが、そもそもkazumaさんがミクチャをはじめたきっかけはなんだったんですか?
もともとはイチナナをやってたんですけど、全然視聴者数が増えなくて。他になにかないかな、と思って検索をかけたら、ミクチャがヒットしたのがきっかけです。早速やりはじめたところ、すぐに見てくれる人が増えました。そうするとぜんやる気もアップするし、頑張って配信を続けようという気になりますよね。

―――いつから配信しているのですか?
2017年の12月からです。なのでまだ1年経っていないですけど、どんどん応援してくれる人が増えているのがうれしいですね。配信していてよかったと思うこともいっぱいあります。たとえば、ファンの子たちと一致団結した結果として、ライバルのライバーに勝ったとき。みんなで喜びを分かち合える瞬間が本当に幸せです。
「勝ててよかったね」「1位にふさわしいのはkazumaだよ」「1位が似合うね」とたくさんの人が言ってくれます。なかでも一番うれしいのは、「応援しててよかった」という言葉です。

インターネット社会にも、「家族のような存在」を

―――ファンの子たちとつながれることがミクチャの一番の魅力ですか?
そうですね。みんなが応援してくれていることをしっかり感じることができますから。
僕は、そうしたファンの子たちみんなとつながりをもって、“kazuma family”を実際につくっていきたいんです。今って多くの人がインターネットの世界にひとりで向き合う寂しい社会になりつつあるから、家族みたいなあたたかさを感じられる場所をつくりたかった。その想いを胸に頑張った結果、賛同した人が集まってくれてるんだなあと感じます。

―――そういう考えが生まれるということは、kazumaさんの実の家族もすてきなんでしょうね。
家族は心のり所です!なにかあったときには助けてくれるし、僕にとって本当に大切な存在。だから、インターネット社会でも同じような人が存在すれば、誰かの助けや癒しになると思うんです。育ってきた環境は人それぞれだから、きっとなかには、家族のようなつながりを求めている子もいると思う。その子たちに僕ができることはさいなことかもしれないけど、それでも、一人でも多くの子の心の支えになることができたらうれしいですね。

―――kazumaさんのご家族は、ミクチャでの活動も応援してくれているのですか?
はい。父親はライブ配信のことは詳しくはわかってはいないようですけど、なんとなく気にかけてくれています(笑)。母親はかなり力を入れて応援してくれていて、「コンテスト最終日いつなの?」って聞いてくることもあるし、「ネット上で自分が発した言葉が誰かに影響を与えることもあるってちゃんと意識しなさいよ」なんてアドバイスをくれることもあります。
あと、僕は自宅の部屋で配信してるんですけど、配信中に扉を開けて見にきたりすることもありますよ(笑)。

―――ユニークなお母様ですね(笑)でも、そんなご家族の応援もあって、わずか数か月で人気ライバーになられたのだと思います。これまでの受賞などは、kazumaさんにとってどんな経験になっていますか?
8月に出た関西コレクションなんて、普段絶対に立てないようなステージですよね。毎回、すてきな経験をさせていただいているなと感じます。同時に、ファンの子たちのおかげだと改めて実感するので、感謝の気持ちはしっかりと伝えるようにしています。

僕はホストをしていたことがあるのですが、その経験から、1位をとることとその1位をキープすることに対して強い責任感を持つようになりました。「ファンの子たちの応援があって1位をとらせていただいている」ということをしっかり意識して、感謝を胸に頑張らないといけないという気持ちが強いんです。

今はホストは引退して昼間の仕事をしているんですけど、ミクチャで応援してくれる子たちがいるという事実がモチベーションアップにつながって、仕事でも頑張れていると実感する日々です。

同時に、僕の配信を見て、「明日も頑張ろう」って思って笑顔になってくれることが理想。だから、とにかく明るく元気に配信することを意識しているし、ときにはアホっぽいことをして笑わせたい。ドン・キホーテや100均でよさげなグッズを見かけたら、「これを使ってなにかできそう」なんて考えることもありますよ(笑)。

どん底を経験したからこそ得た「強い気持ち」と「感謝」

―――kazumaさん自身、これまでの人生で前向きになれなかった時期ってあるんですか?
ありましたねー。人生設計に行き詰ってサラリーマンを退職して、一か月くらいニートで途方に暮れていた時期があります。毎日ひとりで海を見に行って「このままじゃだめだ」「なんとかしなきゃ」と悩んでばかりでした。そのときたどり着いた答えは、お金をもらいながら大好きなお酒を飲めるホストを一度経験することだったんです。けど、スタートが遅かったんで周りのキャストは若くてチヤホヤされている子が多く、人生で初めて、「負けたくない」という勝負師の魂に火がついたんです。

そこからホストの仕事に没頭してナンバーワンになったときに初めて、応援してくれる子一人ひとりを大事にすることが結果につながるとわかった。そのことが、ミクチャでの活動にもいかされていますね。

―――配信中のみんなへの気配りは、天性のようにも感じます。
そういえば、昔から母親にも「あなたのいいところは人に気づかいできるところ」と言われてきましたね。加えて、ホストの前には営業の仕事をしていたので、それで鍛えられた部分もあると思います。

―――配信にあたって心がけていることはありますか?
選曲にはこだわっていて、テンションがあがる曲からしっとり系まで時間帯によって使い分けています。もともとバンドもやっていたくらい音楽好きだし、自分自身が音響をひっくるめてムードを大切にしたいタイプなんです。もちろん、ファンの子たちが好きな曲も覚えてるし、誰がどの曲をリクエストしてくれたかも覚えてます。みんなの誕生日もちゃんとメモして覚えます。覚えてあげるって大事だと思うんですよ。

―――ホストの経験もいきてるんでしょうね。
だと思います。でも、自分もまだまだだなと思うし、全ライバーの中で常に1位をとれるようになりたいんで、人気のある方の配信を見て研究にも力を入れようとしているところです。やるからには100%やりたいから、いいなと思う武器があれば、応用させて自分に取り入れていきたいです。

じゃあ今の僕自身の武器はというと、誰にも負けないくらい長時間配信してるってこと。僕、5~6時間ぶっ通しでやることもあるんですよ。一度配信切っちゃうと、そこまで盛り上がってた気持ちもおさまってまたイチからになる。それが嫌なんです。
それに、「嫌なことやつらいことを忘れられる時間を提供したい」と思っているから、一度切ることによって現実に戻っちゃうことは避けたいんです。

あとは、ホストや営業として得た頭の回転の速さ。返すスピードや内容は常に追求しているので、それも武器かな。

―――最後に、応援してくれているみなさんにメッセージをお願いします。
いつも応援ありがとうございます。僕がミクチャで撮影やコンテスト出演などの大きなチャンスを得られているのはみなさんのおかげです。僕一人の力じゃなく、みんなの力で成し遂げられているといつも思っています。だからこそ、僕一人が有名になるんじゃなくて、“kazuma family”として団結していることが大切。“kazuma familyとして団結することでミクチャの中で大きな存在でいられると思っているので、これからも応援よろしくお願いします!

(取材・文 松本玲子)

 

GOD💋kazuma.かず卍

受賞コンテスト:関西コレクション2018A/W、ガールズアワード
MC:https://mixch.tv/u/11327667/
Tw:https://twitter.com/kazuma63500773