来る2019年10月14日、渋谷ストリームホールにて『NEXT IDOL GRANDPRIX』開催されます。次世代のアイドルたちを発掘するためのコンテストですが、グランプリにはなんと、賞金1,000万円。
今回は審査基準のひとつであるMixChannelでのライブ配信にて奮闘中の、鈴音ひとみさんに、根掘り葉掘り聞いてみました!
ーーーはじめまして。まずは自己紹介をお願いできますか?
シンガーソングライターアイドルの、鈴音ひとみです。
ストリートライブやライブ配信で、作詞作曲した曲などを歌って活動しています。
ーーー「シンガーソングライターアイドル」ってなかなか聞かない職業ですね。
元々アイドルだと松浦亜弥さんや藤本美貴さんなどの歌唱力で魅せる方たちが好きだったんです。「シンガーソングライター」って私の中では楽器を持って歌うイメージなので、ダンスが好きな私にとっては楽器は持てないし、ライブ配信でもアイドルだと“なんでもできる”(笑)。
「私はシンガーです」って頑なになるよりは、アイドルという要素を取り入れた方がイベントも多く出られるし、みんなが入ってきやすいのかなとも思いますね。
ーーー作曲にも楽器を使わないんですか?
使わないですね。6~7年くらい前からストリートで歌うための作曲をしてきましたが、ピアノで作るよりも鼻歌で作る方が時間がかからなくていいんです。
電車の中とか朝起きたときにおりてくることが多くて、メロディと歌詞が一緒におりてくると30分くらいでサクッとかけます。逆に一緒におりてこないと1年くらいかかってしまいますね。
ーーーなかなか聞かない作曲スタイルですね…「天才タイプ」と言っていいのでしょうか。
普段は世間知らずって言われるんですけどね(笑)。

ーーーおりてくる曲に共通点などはありますか?
今はまだ人生半ばで「ハッピーエンド」の経験がないから自然と失恋系になったり、基本的には、応援してくれる人への感謝のメッセージが多いです。
あとは…ロックっぽい、<鈴音ひとみイズム>を取り入れることは多いかな。これは完全にお兄ちゃんが好きなB’zさんや、最近大好きなLiSAさんに影響されています。LISAさんと共演して同じステージに立つことが夢ですね!
ーーーアイドルも好きだし、聴かせる歌手も好きだし。「歌」という視点でアーティストを見ることが多いんですね。
そうですね。声質と歌詞にはまず注目します。曲のノリを好きになるタイプと歌詞を聞くタイプの二つに分かれると思うんですが、私は後者。
シンガーソングライターアイドルは、やっぱり歌が上手くないとダメだと思っているんです。20代後半やそれ以降も歌い続けるには、歌唱力が必須。
ーーー歌唱力を身に着けるための学校などに通ってらっしゃったんですか?
いえ、違うんですよ。正直、高校卒業時に親には大反対されていました。
そこから大学には入ったものの、課題に追われ過ぎてこれじゃ人生終わってしまう!と。半年で大学を辞める決意をしました。
当時は歌声にも自信なかったけど、アンプなどの機器がない状況でCDラジカセを手で持ちながら、柏駅や川崎駅のうるさいところでストリートしていました。そしたら声が大きくなって(笑)。一緒に歌ってくれている人も上手だったし、影響されましたね。おかげさまで最近は「歌上手いね」って言われることが多くなりました。
ストリートライブって辛いでしょ、ってよく言われますが、私は大好きですよ(笑)。

ーーーストリートライブも乗り越える鈴音さんに、辛かったことはなかったんでしょうか?
信用していたお客さんに悪く言われたときは、かなり落ち込みました。
でも、そのファンの方が私の人生の全てではないので。その人のために時間使うよりは、応援してくれる人に時間使いたいです。
こういった活動をしていると、人を許すことができるようになってきました。
攻撃してきた人がいたとしてもその人だって人間だし、攻撃するような悪いところも、その人の全てではないと考えるようになりました。
私、メンヘラ女子が嫌いなんです。
「こんな頑張ってるのにこっちを向いてくれない」みたいな考え方よりは、やるんだったら120%、150%やるし、やらないなら去れ、と。
ファンの方へはマイナス思考な自分を見せたくなくて。負の感情はうつりやすい分、それを拡散してどうなの?自分が良くなる?と自問しています。だったら、改善繰り返す方がいいのではと。
ーーーまるで社長だ…。
お金を扱う技術があればそういう職業もって思うけど、しっかりしてないんで(笑)。
ーーーたとえば活動をサポートしてくれる方を募集したりはしていないんでしょうか?
募集中ですよ!人間関係を築くのが難しい私ですが、一緒にものをつくっていて同じ未来を見られる人、一緒の方向を向いて、でっかく「東京ドームでワンマンライブ」を叶えるための努力できる人がいいですね。

ーーーでは、NIGの話に移りましょう。現在(※10月上旬インタビュー当時)ミクチャでのライブ配信では4位ですが、元々ストリートで活動されていた鈴音さんがNIGに参加されたきっかけを教えてください。
決勝の最後がライブパフォーマンスだったことが参加の決め手です。ミクチャのライブ配信ポイントだけで争うコンテストだったら1位は難しいと思ったし、お客さんを疲弊させるだけなのでやらなかったはず。グランプリをライブパフォーマンスで決めるんだったら、可能性は0じゃないと思って。
とりあえずいつも通りのライブパフォーマンスをやれば、大丈夫だと思っています。
私の弱点は拡散力ですね。そこを伸ばすのが課題です。ミクチャの順位は正直気にしていないけれど、1位と20万ポイント差には収めたいと思っています。
ーーーNIGでのライバルはいますか?
私の弱点である拡散力が逆に強いモリワキユイさんには注目しています。ソロという点でも一緒ですしね。まだステージを直接見たことないので、当日は楽しみです。
ーーーでは鈴音さん自身の推しポイントを教えてください。
魂ですね。魂を受け取ってくれっていう。私がステージから発したものを、そのまま受け取ってほしいです。
ソロなので、グループさんの華やかさにはかなわないところってあると思うんですけど、
歌の気持ちとか歌詞に込めた気持ちを伝えるのは負けないと思うので。
実際、アイドルでもアーティストでもシンガーソングライターでも、なんでもいいんです。そこにこだわっていません。
ただ、「ライブに来てもらってなんぼ」みたいなアイドルになりたいし、そこで発するなにか、を受け取ってほしいと思います。

ーーーライブに大変な熱量をかけてらっしゃるのですね。ライブ配信ではどうでしょうか?他の人と違うところをなにか意識していますか?
ライブ配信は、アプリ越しではありますが見てくれるお客さんがいないと成り立たないし、まずはコメントに込められた気持ちを汲み取るようにしています。
それと、時間を守ること。朝でも夜でも、私の配信を楽しみにしているわけだから、寝坊は厳禁ですよね。
ーーー1000万円の使い道は決めていますか?
1,000人規模のライブハウスで、フルバンドでワンマンライブ。ずっと言い続けています。
笑われたこともあるんですよ。武道館でも目指していれば?って。
立派で有名なシンガーじゃないと無理だと私でも思っていますが、そういうところでできるような人間になりたい。言っていれば叶うこともありますしね。
ーーー最後に、今後の活動について教えてください。
一生歌い続けているアーティストになりたいです。たとえ規模は変わったとしても。
自分が歌って、聞いてくれる人が笑顔になるのが好き。魂を受け取って、涙を流してくれる人がいるのが好き。そうやって自由なパフォーマンスに対してお客さんのリアクションが見られるから、ストリートが好きなのかもしれないですね。
◆鈴音ひとみが選ぶ《イチオシ動画》!
ミクチャのアイテムにある「たまごかけご飯」を、実演してみました!
ASMRも流行っているし、ぜひ大音量で聞いてみてください!(笑)
→ 再生はこちらから

▼今回インタビューした『鈴音ひとみ』の情報はこちらからチェック!
・鈴音ひとみ MixChannelアカウント
・鈴音ひとみ 公式Twitter